産休中に本当にやってよかったこと10選｜後悔しない過ごし方ガイド

産休は、会社によって取れる期間はさまざま。産休中は、もちろん出産のための準備期間ですが、実際は、時間を持て余す人も多いと言います。

その時間を価値ある時間にした先輩ママがたくさんいます。出産後の生活シミュレーション、趣味の深堀り、体力や習慣作りなどさまざま。先輩ママの産休中にやってよかったことを参考に、自分のマタニティライフを充実させていきましょう。

記事を読み終える頃には、産休中のやることリストができあがるかもしれません！

産休中を「有意義に過ごす」ための基本スタンス

産休中は、出産前準備の大切な期間であり、自身の心と体を健やかな状態で整えること、赤ちゃんが生まれる前の準備に設けられている時間です。とはいえ、仕事をしている時より、時間に少し余裕が生まれます。

体調管理を優先しつつも、今までしたくても時間がなくてできなかった趣味や、赤ちゃんが誕生した後の生活シミュレーションなど有意義な時間をつくることをおすすめします。

まずは体調と生活リズムを整える

産休中、時間に余裕があるため、様々なことに取り組みたいと思うところですが、まずは自身の体調を整えることと、誕生してくる赤ちゃんとの生活のために、毎日のリズムを整えてみましょう。

夫婦だけで過ごしてきた毎日と、赤ちゃんが生まれてからの生活は大きく違います。特に生まれてすぐは、夜中に何度か起きなければいけないことも。来たるその日のために、健やかな生活リズムをルーティン化しておくことをおすすめします。

「がんばり過ぎない」心構えが大切

産休中に今までなかった空白の時間ができると、なにかやっていないといけないと焦りの気持ちが生じる人もいます。しかし、産休はあくまでも出産のための準備期間であり、体調を整えることが最優先です。

余白の時間に何か取り組むのはもちろんOKですが、取り組む際に「何事もがんばりすぎないこと」を心掛けましょう。良い意味で適当に「これくらいにしておこう」というストップをかける気持ちも大切です。

先輩ママも共感！産休中にやってよかったこと

産休中、余白の時間ができた際、何かしようと思っても思いつかない場合は、先輩ママの声を参考にすると良いでしょう。先輩ママは、同じ産休の期間を経験しているため、良きアドバイザーになります。

リアリティある先輩ママの産休中にやってよかったことをチェックしてみましょう。

出産後の生活をシミュレーション

先輩ママのやってよかったおすすめの取り組みは、出産後の生活シミュレーションです。出産後の生活は、今まで経験したことのない生活リズムであり、夫婦で過ごしてきた時間と比較してガラリと変わります。

夜中に数回起きる、赤ちゃん優先で家事がスムーズにいかない、急な赤ちゃんの体調不良や、自身の体調不良が起きる、などイレギュラーが多発します。赤ちゃんがいると仮定した生活を事前にシミュレーションして、気を付けることなどをメモしておきましょう。

スキルアップや趣味にチャレンジ

産休中の余白時間に、今までなかなか時間が取れなかったスキルアップや趣味にチャレンジすることもおすすめです。赤ちゃんが生まれると今以上に時間が取れなくなってしまうこと、産休の後、育休に入り、社会復帰までタイムラグが生じることを仮定して、今のうちにチャレンジしてみると良いでしょう。

産休中のスキルアップや趣味が、いざ社会復帰するときの手助けになる可能性もあります。ただし、体調優先で無理しすぎないことを念頭に置いて取り組みましょう。

産休中にやってよかった心と体を整えるリフレッシュタイム

産休中は、なによりも来るべき出産の日のために、心身ともに整えておくことが大切です。育休に入ると、休みたくとも自分のペースで休むことが難しくなります。また、出産には人生で一番といっていいほどの体力を消耗するでしょう。

出産、育児の時を迎えるためにも、産休中のリフレッシュは効果的です。心身を整えるおすすめのリフレッシュタイムの過ごし方を紹介します。

軽い運動や体操で体力維持

妊娠中の体なので、充分に体調に留意しながらですが、軽い運動や体操をしておくことをお勧めします。出産、育児には、思っている以上の体力を使います。また、妊娠中は、自分が思っている以上に体が動かないため、体力が落ちている可能性も。

軽い運動や体操をすることで、体力維持にも効果的、さらに気持ちもすっきりとするため、健やかな心身を保てるでしょう。マタニティブルーや妊娠出産鬱の防止にもおすすめです。

映画や読書でリラックスする習慣づくり

産休中、映画鑑賞や読書でリラックスする習慣作りがおすすめです。映画や読書は体を休めながらも楽しめる趣味になります。この習慣を作っておくと、育児中の隙間時間なども有意義になるでしょう。

わざと泣ける映画をチョイスして、ストレス発散の涙活をするのもおすすめです。

産休中にやってよかった家族とのつながりを深める取り組み

産休中、一人の趣味時間や心身のリフレッシュも大事ですが、家族との繋がりを深めることも大切。出産、育児と続くここからの生活は、想像以上に怒涛の毎日です。初めてのことばかりで、戸惑うことも多いでしょう。その時、必ず家族や周囲のサポートが助けになります。

ぜひ、産休中に夫や両親、義家族との絆を深めておくことをおすすめします。

夫・パートナーと赤ちゃん準備のすり合わせ

赤ちゃんを産むのは、妻であり母ですが、赤ちゃんは夫、パートナーと2人の子どもです。育児ももちろん2人で協力して行うもの。しかし、世の中にワンオペという言葉が蔓延している現状もあり、不安ですよね。

産休の時間がある時に、ぜひ夫・パートナーと赤ちゃん準備のすり合わせをしておきましょう。例えば、ママが体調不良になった時のシミュレーションや、夫・パートナーが仕事をしながらサポートできることなど話し合っておくと、出産後スムーズな生活ができます。

両親や義家族とのコミュニケーション機会を準備

赤ちゃんが生まれてからの生活に、自分の両親や義家族のサポートがあると非常に助かります。もし、両親と距離が近いなら、何かあった時に来てもらえるように、遠方であれば出産前後に来てもらえるように、依頼しておくことがおすすめ。特に、母親は出産、育児を経験しているため、強力なサポーターになってくれます。

いざという時に遠慮なく頼れるのは、両親、義家族です。産休中にコミュニケーションの機会を増やしておき、育児に協力してもらえる態勢を整えておきましょう。

出産前にやっておくと安心な準備リスト

初めての出産、育児は、わからないことだらけですよね。いろいろ準備しておいても、いざ育児をする時には、困惑しスムーズにいかないことが多いもの。

なるべくスムーズな育児をできるように、産休中にやっておくと良いおすすめの準備をピックアップして紹介します。

おむつ替えや沐浴の練習を体験してみる

赤ちゃんが生まれてルーティンになる、おむつ替えや沐浴。おむつ替えなどは頻繁です。まずは、夫・パートナーにも、おむつ替え・沐浴ができるようにしてもらいましょう。

また、おむつをどの場所にどのくらいの量置いておくか、沐浴は季節を考えて、夏なら涼しめ、冬なら暖房を側に置くなど、シミュレーションをしておくことがおすすめです。

家事システムの見直し（掃除・料理の時短術）

出産後、赤ちゃんのことが何より優先されるため、あたり前にできていた家事がおろそかになります。しかし、それは当然のことで、できていなことで自分を責めることがないようにしてくださいね！

併せて、家事システムの見直しをしてみましょう。料理の時短術や、時短のための調理器具や掃除器具を取り入れるなど、赤ちゃんを優先できるために家事システムの効率化をおすすめします。SNSなどで先輩ママからのおすすめがよく投稿されているので、参考にすると良いでしょう。

出産後を見据えた「情報収集」と「保険準備」

赤ちゃんとの生活とは別に、助成金や様々な手続き、保険など、有益な情報を収集しておくと便利です。産後に行う手続きは意外と多くあり、また、手厚い制度や助成金が用意されている地域もあります。そういう情報を得るために、地域やコミュニティーと繋がるのもおすすめです。

産後の制度・助成金・手続きへの理解

出産後、子供の名前の届けや保険関連、マイナンバーなど手続きが多数あります。それらの手続きはどのようなものがあるかリストアップしておきましょう。

また、地域によっては産後の助成金があったり、検診、保健師の訪問など特有の制度があります。お住まいの地域の市役所ホームページなどチェックしておくことをおすすめします。

情報は知っていて損はないので、先輩ママから聞いておくと役立つことが多くあるでしょう。

地域・オンラインのママコミュニティに顔を出す

産休中に、地域の児童館、公園、オンラインのママコミュニティーに顔を出し、繋がりを持っておくと非常に心強いでしょう。同じ年の子供がいるママなら、共感できることも多く、情報交換などができて助かります。先輩ママなら、経験のアドバイスが聴けるメリットがあるでしょう。

時代とともに育児法や制度も変わっています。両親や義家族などの存在も大きな助けですが、同じ境遇のママコミュニティーは、情報網にもなり、ママ自身の気持ちの助けにもなり得るため、メリットは大きいといえるでしょう。

ただし、自分のストレスにならない程度のお付き合いにしましょう。

産休中に「やらなくてOK」なことと、その理由

産休中、時間があるからと様々なことに手を出しがちですが、「やらない」と決めておくことも大切。やっておくと良いことと、やらなくてOKであることを、すみ分けしておきましょう。

どんなことでも「やりすぎ」には注意して「ほどほど」を心掛けておくことをおすすめします。

仕事の細かい心配や引き継ぎ作業はほどほどに

産休中とはいえ、会社からもらった休みであり、会社に在籍していることには変わりありません。時間があると、ついつい仕事が心配になったりしますが、産休中に心配しても仕方ありません。

体や心を酷使して仕事の心配や引継ぎをすることは、妊娠中の心身に支障をきたします。最低限の引継ぎをして、あとは出産に備え、仕事はいったん忘れましょう。また復帰時期が近付いてきたときに、少しずつ仕事のことを考え出すくらいでちょうど良いです。

SNS更新や育児情報の過剰インプットに注意

昨今、SNSという便利なツールがあるため、SNSの中には育児情報が溢れています。しかし、あまりに多くの情報をインプットしてしまうと、逆に混乱に繋がりストレスとなるでしょう。育児には、正解はありません。生まれてくる子供には、子供の数だけ育児法があります。情報が必ずしも、あなたの子供に当てはまるわけではありません。SNSの情報より、目の前の赤ちゃんの様子と、母親の勘の方がよほど正しいです。

育児情報をチェックしすぎてストレスにならないよう、過剰インプットには充分注意しましょう。

産休中の『やってよかった』を産後に活かすために

産休中のやってよかったことを産後に活かすためには、メモをしてすぐ見返せるようにすることや、イメージしてみることが大切です。

せっかく産休中に取り組んだのに、産後活かしきれなかったら、もったいないですよね。ただし、イメージした通りにならないことも多いので、参考程度に活用をおすすめします。

自分の頑張りや気づきをメモしておく

産休中、日記やメモを書き留めておくことをお勧めします。

産休中に得た情報は、頭の中においておくと忘れるため、メモやスマホノートに残しておくとすぐに見返せるので安心です。

また、産休、出産、育児は一生のうちでも限りある有意義な時間です。自分が頑張ったことや嬉しかったこと困ったことなど日記などにまとめておくと、のちのち役立つことや思い出にもなるでしょう。

復帰後の働き方や家事のバランスをイメージしておく

復帰後の働き方や、夫婦での家事バランスなどは、いったんイメージはしておいて、しかし実際、実践してみないとわかりません。やりながら合っているものを取り入れていくことがおすすめ。

復帰後の働き方も、自分が考えていた以上に体調が追い付かなかったり、家事や育児とのバランスが取れない、逆に思っていたより取れたと人それぞれです。実際に、産休、育休を過ごしてみて、その時の自分に合ったバランスを重視していきましょう。

まとめ｜「産休中にやってよかったこと」を振り返って

SNS時代、たくさんの育児情報や出産前後のおすすめ情報などが投稿されているため、非常に便利です。かたや、情報過多により何が正しいのか迷わせるツールにもなり得ます。

先輩ママの情報は、参考程度にして最終的には自分で決めることが大切になってきます。

数ある情報の中から、自分や自分の家庭、赤ちゃんにあっているものを取捨選択していきましょう。

時間と心の余裕が今後の生活にも好影響

産休中は、多くのことができる時間があります。しかし、このタイミングに詰め込まず、心と体に余裕をもって、リラックスを最優先しながら、できることを少しずつやっていきましょう。

「がんばり過ぎず、自分と赤ちゃんを大切に」過ごせたら成功！

産休中の目標は「自分と赤ちゃんを大切にする」ことです。何事も頑張りすぎず、良い意味で適当に、肩の力を抜いて過ごしましょう。

来る出産日、笑って赤ちゃんを迎えられるために、健やかな毎日を過ごせたら、大成功です！